☆アリオッタ(Aljotta)

アリオッタはマルタ島で採れた新鮮な魚介を使ったお魚スープです。マルタ島の写真でよく見かけられるルッツというカラフルな船が停泊している漁港がマルサシュロック(Marsaxlokk)。この港を中心に地中海で採れたエビ、タコ、ムール貝、お魚を、タマネギ、ニンニクと炒めて、刻んだトマトと一緒に煮込んだスープ。魚介好きの日本人を唸らせる一品です。魚介類のだしが詰まったスープは、これからの季節もほっこりと幸せになれます。
☆ラビットシチュー(Stuffat-tal-Fenek)

マルタ島では豚や牛もよく食べられますがウサギも食します。ウサギの肉はマリネ液(赤ワイン、月桂樹、ニンニク)に漬けこんで一晩寝かせます。翌日玉ねぎやトマトとウサギの肉をオリーブオイルで炒め、赤ワインとトマトペーストでじっくり煮込みます。味は淡泊で鶏肉に近いですが、煮込むことでぐっと柔らかくなり、地元のケッパーやオリーブとのハーモニーで味わい深い一品になります。
☆パスティッツィ(Pastizzi)

パスティッツィはひし形をしたパイ生地にリコッタチーズと豆のペーストを包んだものの2種類が基本形です。マルタ発祥の軽食で、これを朝食とする人もいれば、小腹が空いたときにスナック菓子代わりに立ち食いする人もいます。お店のオリジナリティーの出た具として、サーモンやアンチョビ&ツナ、クリーミーなチキン味などもあって、どれを食べるのか迷ってしまう程。日本でも肉まんの具に選択肢が増えているようにマルタの定番食も進化を遂げています!
☆ブラジオリ(Bragioli)
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みじん切にした玉ねぎ、トマト、ソーセージ(あるいは挽肉)、ニンニクなどを合わせて薄い牛肉でくるんで焼け付けたあと、トマトペーストで煮込んだお料理です。ハンバーグを更に薄切り肉で巻いたようなお料理ですが、イタリアンパセリやエシャロットなど、中のお肉に混ぜ込むハーブやお野菜にバリエーションを出すとより美味しくなります。肉を肉で巻く!というマルタの発想、あっぱれです!
☆サボテンの実、プリックリー・ペアー(Prickly Pear)

こちらは番外編ですが、マルタ島ではなんとサボテンの実を食べます!ウチワサボテンの花が咲き終わると、プリックリー・ペアーとうい赤い実を付けます。こちらは、スーパーや八百屋さんで日常的に売られていて、ジャムやリキュールのように加工されたものも人気です。是非マルタ島に行ったら探してみて下さい!
マルタ島はイタリアの影響だけでなく中東や北アフリカ、イギリス料理の要素も加わって地元の新鮮な食材をよりおいしく食べられるようアレンジされています。是非美しい風景を眺めながら、マルタの伝統料理をご堪能下さいね。
☆関連ツアー
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