美の女神、アフロディーテ誕生の地:パフォス


 地中海の東部にあるキプロス島、その島の南西海岸に位置するのがパフォスです。このパフォスはギリシャ神話の女神アフロディーテが誕生した島とされ、町全体がユネスコの世界遺産に登録されています。かつては、キプロスの首都として栄えた時代もありました。女神が生まれたとされるビーチの美しさと、町に残された数々の文化遺産、とっても見どころの多い観光地です。



豊かな自然に恵まれ、風光明媚なパフォスですが、この島で最も絶景なのがパフォス国際空港の東側にあるペトラ・トゥ・ロミウ(Petra tou Romiou)海岸です。空港からレメソス方面に行くと岩が海に突き出していて、その辺りの水は透き通る青色で輝いています。

この海岸の泡から美の女神アフロディーテが生まれたという言い伝えがあって、ギリシャ神話ファンの聖地でもあります。ボッティチェリが描いた「ヴィーナス誕生」の中のアフロディーテは、風に吹かれホタテ貝の貝殻に乗ってパフォスに上陸したとされています。



また、ルーヴル美術館に所蔵されているミロのヴィーナスもアフロディーテの通称(ローマ神話での呼び名)なのです。このアフロディーテ、最も美しく恋多き女神で、その昔浮気をした女神も彼女位だとか…。

最も美しい女神をこの世に送り出したのはギリシャきっての景勝地だったのですね。アフロディーテのご利益か...美しい海を訪れるだけで心と身体に栄養が満たされそうな予感です。





さて、このパフォスには、美しい海だけでなく古代の遺跡や城、モザイク画が豊富に残っています。パフォス南部の考古学公園には、ローマ時代の貴族の邸宅や建物の床面に多数のモザイク画が残されています。このモザイク画は紀元前2~4世紀のものとされていますが、驚くほど保存状態がよく必見です!

ディオニソスの館、テセウスの館、近年発見されたエオンの館以外にも野外劇場やアゴラ(公共の集会場)跡なども残されています。町全体が世界遺産であることに十分納得できるはずですよ。



また、キプロス島は古代からワイン造りが行われていた場所なので、パフォスを訪れたら美味しいキプロスワインはマストの楽しみです!パフォスの街は、日本では、まだまだ知名度が低いのですが、EUが選ぶ「欧州文化首都」にも2017年に選ばれていて、ヨーロッパの人々からは人気のリゾート地です。

☆ギリシャエクスプレスでは、豊富なツアーをご用意しております。是非とも下記をご覧くださいね。
↓↓↓
ギリシャエクスプレスツアー一覧







ギリシャエクスプレス
ギリシャエクスプレス

  • ギリシャ,キプロス島
  • キプロス共和国
  • パフォス
  • アフロディーテ
  • ペトラ・トゥ・ロミウ海岸
  • 考古学遺跡