陶芸の盛んな島 シフノス島


 エーゲ海のキクラデス諸島の中で南西部に浮かぶのがシフノス島(Sifnos)です。以前ご紹介したミロス島の近くに位置したこの島、透明度の高い海が広がっています。このシフノス島は良質の土と豊富な水、強い日差しと乾燥した気候でギリシャでもっとも陶芸の盛んな島となっています。



日本の某テレビ局の朝ドラ、今シーズンは信楽の街の女性陶芸家がヒロインです。陶芸の世界で表現を追求することの苦労や奥深さに見入ってしまいます。個性ある陶芸作品を通して日常生活に幸せを取り入れたい!という方も多いのでは。。。陶芸はヨーロッパでも盛んですが、古代ギリシャの時代から人々の生活と密接に関わってきました。

シフノス島での陶芸の起源は、紀元前まで遡ると言われています。島で見つかったという最古の陶磁器は紀元前8世紀のもの。代々、家族にその伝統が引き継がれ、島には今も、陶磁器店や19程の陶工のワークショップが点在しています。



あまり観光地化されておらず、日本人観光客も少ないこのシフノス島。ナショナルジオグラフィック誌が選ぶ「太陽の下の島(Islands under the sun)のトップ10ランキング(2012年)で9位にランクインしています。世界でも有数の観光地、セイシェルやポリネシアの島々と並んでのランクインといいますから、どれ程美しい島かご想像できるかと思います!

調理器具も陶磁器製の土鍋などがフル活用されていて、シフノス島伝統のひよこ豆スープなどは、地元の陶磁器だから美味しい!という説も。。。確かに日本のお米も土鍋で炊くとムラなく美味しくできるといいますね。シフノス島では、花瓶だけでなくピッチャーやジャグ、ベーキングの皿など陶器のバリエーションが実に豊富です。





シフノス島の中心地はアポロニアという街。ブルードームの教会、ギリシャらしい白い建物、可愛らしい雑貨やさん、そして迷路のような街並み…少しサントリーニ島にも似ていますが非なる島です。エーゲ海の島は少しずつ個性が異なり、それが魅力です。大切な人と美しいエーゲ海の島々でゆったりと過ごす夏休みはいかがでしょうか。

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