シュリーマンの発見を辿るペロポネソス半島&アテネ


  ドイツの考古学者ハインリッヒ・シュリーマンをご存じでしょうか?彼はホメロスの叙事詩「イーリアス」に感銘し、神話の世界は実際にあると信じて探し続けます。そして、トルコのトロイ、ギリシャのミケーネ、ティリンスの遺跡などの発見に至りました!古代のロマンを追って、これらの遺跡のある風光明媚なペロポネソス半島に足を延ばしてはいかがでしょう。



シュリーマンは子供の頃からギリシャ神話に憧れてその世界を信じ、遺跡を発見した偉人!とされてきました。ところが、近年になって、大人(中年?)になってからギリシャに興味を持ち始めたことが分かってきています。それはむしろ嬉しい事実です。私達に「夢はいつ追い始めても遅くない!」という希望を与えてくれます!

考古学者でも発掘の専門家でもない彼は、ビジネスで成功を収めたあと、遺跡発掘の旅に出ます。トルコのトロイ遺跡の後、発見したのがギリシャのミケーネ遺跡です。ミケーネはペロポネソス半島の東側に位置していてアテネから1時間半ほどの場所。神話の世界が現実のものと裏付けられギリシャの古代研究が一気に加速します。

このミケーネの遺跡の中で、最も有名なのがシュリーマンが発見したアガメムノンのマスク(紀元前1550年~1500年代のもの)です。時代や存在について真偽を問う声もあるものの、シュリーマンの情熱を信じて向き合えば、ギリシャ文明の神秘の中に引き込まれるはず!こちらは、現在アテネの国立考古学博物館で展示されています。




ティリンスの遺跡は、ミケーネの遺跡から南に約15km 程行ったナフプリオンの郊外にあります。ナフプリオンは要塞とベネチア風の家が立ち並ぶリゾート地で秘かに人気のある町です。ここは、巨大な石を積み上げてできた地下道の跡が古代文明の高さを知らせてくれる重要な遺跡、1999年に世界遺産に登録されています。

最後にご紹介するのは、シンタグマ広場近くの貨幣博物館(Numismatic Museum of Athens)です。こちらは、貨幣(コインやお金)に興味がなくてもシュリーマンが家族と晩年に住んでいた場所として一見の価値あり!です。


シュリーマン邸の門

 内部は彼の功績にちなみ、トロイ戦争やギリシャ神話などの壁画で飾られ、建設当時は最も豪華な邸宅とされていました。商才を発揮して、ギリシャだけでなく日本や中国も旅したシュリーマンの床や天井などの内装へのこだわりにも注目です!

遥か昔から驚く程 文明が発達していたギリシャで、シュリーマンと一緒に悠久の歴史に身を委ねてみて下さいね。そのゆったりした風景にほっこり癒されるはずです!

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