太陽とバラの島、ロドス島の魅力


トルコに近いロドス島は淡路島の約2倍の大きさ、ドデカニサ諸島の島々の中では最大の大きさです。この島は「太陽とバラの島」と呼ばれ、ロドスの旧市街は世界遺産にも認定される程の美しさです。日本では知名度は高くありませんが、ヨーロッパでは大変人気があり、観光地化されていない魅力が詰まった街です。

「太陽」には太陽神ヘリオスの巨大な像があったとされること、ロドスはもともと「ローズ(薔薇)」の意味があったことから「太陽とバラの島」と呼ばれるようになりました。




ロドス島には、古代3大都市がありますが、その中でも特に美しい景観を保っているのが、ロドスタウンの南方に位置するリンドスの村です。リンドスの村には限りなく透明度の高い美しいビーチが広がり、丘の中ほどには真っ白い家が立ち並んでいます。写真の丘の上に見えるのがアクロポリスです。



リンドスのアクロポリスは2000年前からこの小高い丘の上にあるとされてきました。遺跡の発掘は1900~1914年、アクロポリスの基礎の岩盤が発掘され、現在はドーリス式神殿の円柱が見られます。遺跡から見下ろすリンドスの村やエーゲ海の美しさには目をみはります。



世界遺産にも指定されている旧市街の中で最も目を引くのがこちらの騎士団長の館。この宮殿には聖ヨハネ騎士団が住んでいました。彼らの祖先は医療関係者でエルサレムから医療活動を始めるために移り住んだのが始まりとされています。旧市街や宮殿に続くイポトン通りはギリシャのロマンや騎士団の歴史を深く感じられる場所です。



建物は14世紀に建てられ、戦争によって荒廃しましたが第一次大戦後、ロドス島を支配したイタリア人が修復。一時期はムッソリーニの別荘であったことでも知られています。床にはコス島のモザイクが敷き詰められ、内部の天井や壁のフレスコ画やタペストリーの豪華さは圧巻です。夏の間は宮殿前の広場から、城壁内をツアーで廻ることができます。


マンドラキ港の夜景

古代における世界7大不思議に島のマンドラキ港に太陽神の巨大ブロンズ像があったとされています。7大不思議の一つがギザのピラミッドですから、そこに並ぶミステリーと考えると気になりますね。その巨大な像は奈良の大仏よりも高さがあったとか。この巨像は完全に痕跡が消えてしまっているので、余計に想像力をかき立てられます。

ロドス島で古代文明にどっぷりとタイムスリップしてみても良いですし、お隣のトルコに赴くのも良いですね。ロドス島のお料理は、トルコの影響を受けたものも多く、ギリシャの他の島とはまた違った楽しみがあります。ギリシャ旅行の候補地リストに是非ロドス島もどうぞ!  

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